アラブ首長国連邦・アブダビ首長国のM42炭素イオン専門チームが 山形大学医学部東日本重粒子センターを視察
2023.08.02
2023年7月25日(火)、アラブ首長国連邦・アブダビ首長国政府から委嘱を受けたM42炭素イオン専門チームが山形大学医学部東日本重粒子センターを訪れました。本チームは、医療を通じて国の成長を支え、中東北アフリカ地域において初の重粒子線治療センターの建設、運営を通して患者さんに治療を提供することを目指しています。
はじめに、上野義之医学部長から、「山形大学医学部東日本重粒子センターにおいて、これまで1000人を超える患者さんが治療を受けており、予想を上回る結果となっている。本日は皆さんといろいろな意見交換をさせていただきたい。」と挨拶があった後、 岩井岳夫東日本重粒子センター長から山形大学医学部東日本重粒子センターの現況や重粒子線治療の状況について説明を受け、活発な質疑応答が行われました。その後、シンクロトロン加速器、回転ガントリー照射室や固定照射室、重粒子線治療に使用される照射装置をご覧になり、上野学部長や岩井センター長と熱心に意見交換されました。

アブダビ首長国のM42炭素イオンチームの皆さま

山形大学医学部東日本重粒子センター関係者

固定照射室を視察する様子

地下に設置されたシンクロトロン加速器を視察する様子

左から)川城壮平放射線治療科外来医長、佐藤啓東日本重粒子副センター長、上野義之医学部長、Prof. Fady Geara, MD, PhDクリーブランドクリニックアブダビの放射線治療責任者、Prof. Stephen R. Grobmyer, MD クリーブランドクリニックアブダビのがんセンター責任者、岩井岳夫東日本重粒子センター長、Mr. Pedro Moreira de Lemosシニア戦略アナリスト、Ms. Maram Qandeel投資担当役員、Mr. Ryan Lindborg建設・リノベーション担当役員